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チリソースの種蒔き育苗記録(2003.12.10up〜)   scabiosa2004 scabiosa2005 ScabiosaNow(今年の状況)

特集 スカビオサ scabiosa2003 スカビオサ科スカビオサ属  2003、7,28新規作成 更新
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2004.7.15(コーカシカ・パーフェクタアルバ チリソースと並んでもっともお気に入りのスカビオサ)
 
 
日本名 西洋マツムシソウ、ピンクッションフラワーとも言われるスカビオサだが結構色々な種、色がある。
昨年(2002年)最初にアトロパープレア(アトロプルプレア)種の黒花のスカビオサを手に入れてからすっかり
スカビオサのフアンになって今季もあちこちの園芸店や通信販売で色々な種、色の苗を購入、また柄にもなく
2種(アトロパープレア種とステラータ種)は種からも育ててみた。花画像の頁に開花順、花リストには50音
順で画像をア
ップしてはいるが、この頁にはそれらをまとめて特集頁としてみた。

2003 7_29 2003 8 17

スカビオサが集まっている南側花壇 2003 7 29
中央がチリソース(手前の黒っぽいつぼみも)左側の薄く赤みがかったつぼみはチリペッパーのつぼみ
奥の黒花がチリブラック。白のコーカシカ(パーフェクタアルバ)薄い青のコーカシカ(コンプリメント

画  像 種名/
流通名
分類
高さ
解説や感想 備考
画像2(拡大可)
主に咲き始め画像
アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’チリブラック’'Chilli black'

宿根草
(広島に行った方は露地越冬、当地では失敗)
高さ70cm
花径3cm(直径)
2003.7
最初に出会ったアトロパープレア種の黒花のものに色、形がもっとも近い。典型的なぼんぼん形で周辺のひらひらがない

(☆☆☆☆
2003年4月
市内園芸店から苗で購入
(サンガーデン)

2004.7.1と7.4
2004年も苗で1株購入
2株で50本ぐらいの花が上がり(付けすぎ?)沢山の実を着けてきた。
採種のため花殻を摘んでいないので新規の花芽はお休みかも。実はちょっと面長8.3


7/29(拡大可)
子にこの形質が現れない所を見ると
チリソースはF1雑種品種のようだ
アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’チリソース’ Chilli Sauce
宿根草
(露地越冬失敗)
高さ80cm

花径5cm(直径)
チリソース、開花前はブラックとかなり近い色だが、開花するとこれもなかなか魅力的な花
ぼんぼん形だが周辺のひらひらがきれい
(☆☆☆☆++
2003年5月
市内園芸店から苗で購入
(花の牧場
チリソースの自家よる採種の子 2種↓(2004年) チリソースの種蒔きの様子へ
種蒔きの項 参照2004/8.15
2004/8/25
2株出来たがどちらも親とは色形がちがう。
子に親の形質が現れないところを見るとチリソースはF1雑種の品種らしい。(☆☆☆+)
2004/8.26
親よりも小振り、色は近いがドーム型の盛り上がりが
ちょっと大き過ぎて醜いいとか。白の縁取りがくっきりし過ぎ
だとか、親に比べて大分不細工。形だけで言えば左の方が少しマシ。色は暗赤紫ではあるが親と微妙にちがう。色も形も違いは少しなのだが全体的には大きな差(☆☆☆)

2004年新規購入アトロパープレア種(1年草)
アトロパープレア種には間違いないが詳細不明
(一年草) Scabiosa atropurpurea
高さ1m
花径4〜5cm
<この盛り上がり溶岩ドームじゃないんだよ)
もっともお気に入りの上のチリソースと同じような色
だったが咲き進んで花姿(中央部のボンネットが盛り上がりすぎ)がグロテスク一気に評価ダウン

左上と同じ品種のようだが若干色形が違う咲き進んでも上のようなグロテスクにはならないようだ
この形を保てれば評価は(☆4
−)
もっともお気に入りの上のチリソースと同じような色
(☆☆−)
2004年新規に3株購入した花

アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’チリペッパー’ 'Chilli Pepper'

宿根草
(未確認)
高さ60〜80cm
花径5cm(直径)
咲き始めはかなり鮮やかな赤だが咲き進むと、くすんだ感じになってくる。ぼんぼん形に周辺のひらひら付き
(☆☆☆
2003年5月
市内園芸店から苗で購入
(花の牧場)


明るい赤
咲き
進ん
でも
黒っ
ぽく
なら
ず。
黒花

はず
なん
だが
・・・? 

8.5
アトロパープレア種Scabiosa atropurpurea
エースオブスペードAce of Spades

宿根草(耐寒性不足で室内越冬)
高さ40〜60cm
花径4〜4.5cm(直径)
下は咲き始めの状態
他のアトロパープレアはすっきりと直立するがこの花はやや茎が曲がってしまう。これも垂れた茎を取り木したら3株に増えそう。ぼんぼん形に周辺ひらひらが少し

(☆☆☆
2003年3月市内園芸店(カウボーイのテナント)で苗で購入

7.31. 8.2

室内で越冬2004年
花壇に入れたら取り木で3株に分かれたものの皆背が低いまま開花
2004年新規購入株
拡大してご覧ください
2004年7.15

8.2
アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’クイズ・スカーレット’'Qis Scarlet
一年草
高さ80cm
花径4〜5cm(直径)
予想通りの花色だったが咲き進むにつれて
やや黒っぽくなって来た。
チリソースやチリペッパーと似た形
(☆☆☆
2003年
7月
月形の園芸店から苗で購入
(コテージ)
7.24



アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’クイズ・ダークブルー’Qis "Dark Blue
一年草
高さ60〜70cm
花径5cm(直径)
どこがダークなのかな?
といった疑問が残る色だが
アトロパープレア種にしては
コーカシカに近い花姿
咲き進むと中央部ももっと盛り上がってくるのかも。


(☆☆☆-)
2003年
7月
月形の園芸店から苗で購入
(コテージ)
8.1開花

アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea

’オリンピアMIX’Olympia mix
一年草
高さ80cm

花径4cm(直径)
色はピンク・ぼんぼん形周辺ひらひらは余り無い
(☆☆-)
2003年
7月
月形の園芸店から苗で購入
(コテージ)


↑2003年種まきしたもの

↓は昨(2003)年の種の残りを蒔いたもの2株
 
2004.8.04
アトロパープレア種 Scabiosa atropurpurea
’MIX’
1年草(
本来は宿根との表記)
高さ30〜50cm

花径4〜4.5cm(直径)
クイズスカーレットとエースオブスペードの中間ぐらいのかんじ、
(☆☆☆+)
他のものも咲き始めた。
左よりもちょっと紫がかった赤、明るい赤紫
やはりMIXは色んな色も
種が混じっているンだね。
全部が咲くまで楽しみが残る。
2003年
4月播種


2004/8.10
鮮やかな赤というのがチョイ気に入らないが花姿はgoodで花持ちも良く花数もまずまず
クイズスカーレットに
近い色

2004年苗で購入(一年草)

Scabiosa atropurpurea
赤紫はちょっと遅れて開花(9.6)
この色が他に無いので新鮮
咲きかけに雨に打たれたので
形がちょっと変
薄紫も開花9.20
まだ咲かない株まだ裏庭に多数あり
赤紫、色はいいが
雨などで花姿がが崩れやすい


7/29
ストラータ種 Scabiosa stellata
’ドラムスティック’

1年草

高さ30〜40cm
花径3cm(直径)
花よりも実の形が真ん丸の球形でドライフラワー向きとのこと..
花は期待していなかったが3cm程度のかわいい白花

(ほんのわずかに藤色がかっている透き通るような色がきれい)
形はやや平べったくてぼんぼん形とはいえない
(☆☆☆
2003年
4月播種

裏の畑を含め10株以上ある。

7/26

8/6

コロンバリアScabiosa columbaria
普通にスカビオサとして売られていたもの
宿根草(露地越冬成功)
高さ40cm
花径4cm(直径)
矮性種のようでもある。ぼんぼん形で周辺ひらひらは余り無い
他のアトロパープレア種のようにまっすぐ伸びずに茎が寝てしまうため取り木状態になって株が増えた。
冬の間4月まで室内で開花、春に地植再び7月に開花
(☆☆)
2003年
1月ごろ苗で購入

コロンバリア・オクロレウカ
Scabiosa columbaria subsp. ochroleuca
高さ50〜60cm
耐寒性宿根草

高さ40〜60cm
花径3cm(直径)
斜めに分岐した枝を出して開花、花も小振りで地味だが良い
雰囲気の花
ややボンボン形

(☆☆☆)

余談だがコロンバリアに納骨堂という意味があるらしい。
海外サイトを翻訳検索すると西洋マツムシソウ「納骨堂」が云々と表示される
2003年
5、6月
苗で購入

コーカシカ種 Scabiosa caucasica
パーフェクタ・アルバ perfecta alba
(白)
耐寒性宿根草

高さ70cm(2年目)
   60cm(1年目)
花径5〜7cm(直径)
コーカシカの中ではもっとも
花色が気に入っている
(☆☆☆☆)
コーカシカ種はぼんぼん形ではなく中央の凸が高くない。周辺のひらひらの部分が大きい。ひらひら部が痛みやすいので花期が短くなる。

アトロパープレア種に比べてコーカシカ種は全般に花持ちが悪く、花期も短い
2002年1株
(永光農園)
2003年
2株苗で購入
(風あしらひ)
先頭にある画像と同じものです(拡大もできます)
2004.7.15越冬株開花

コーカシカ種 Scabiosa caucasica
’コンプリメント‘ compliment
(明るい青紫)
耐寒性宿根草
高さ70cm(2年目)
花径5〜7cm(直径)
けっこう大きな花

花色はまずまず
ファマほどではないがやはり花持ちが悪い

(☆☆☆
2002年1株
2003年
1株
苗で購入
(風あしらひ)

コーカシカ種 Scabiosa caucasica
’ファマ‘ fama
(濃い青紫)
耐寒性宿根草

高さ50cm(1年目)
花径5〜7cm(直径)

2004.7.16
花色はまずまずだが
咲き進むと花色が濃くなって行く。ただ咲き進むと中央部ピンの部分がちょっと汚く見えるのがちょっと不満、周辺のひらひらも痛みやすく汚らしく見えるので花持ちが悪い
(☆☆☆-)
2003年
1株苗で購入
風あしらひ)

クナウティア Knautia Macedonica
’マケドニカ’

耐寒性宿根草
高さ40(1年目株)
〜80cm(2年目株)

花径3cm(直径)
通称赤花スカビオサと呼ばれているがスカビオサの近縁種
花の形もちょっと違うかな。色はまずまず
(☆☆☆)
咲き始めも咲き進んでも花姿はあまり変化がないので花持ちは良い。
1株は2002年
苗で購入風あしらひ)
2003年1株追加
(花の牧場)
実の形は他のスカビオサ同様球形のぼんぼん形


9/23(もう少し拡大可)
アルパイン・スカビオサ
(ケファラリア・アルピナ)Cephalaria alpina?
宿根草(未確認)
高さ 1.6m
花径4cm(直径)
百合が原公園の
ケファラリア・ギガンティアは2m以上
購入したところ日野春での名称はアルパインスカビオサだが黄花と高性ということからするとケファラリアではないかと思われる。これは「ジャイアントスカビオサ」の方が一般的な呼び方のようだ。
我が家のアルピナでも1.6m
まだ「ジャイアント」までは行っていないが来季は処分した方がよさそう
2株
2003年
4月苗で購入
(通販)

8.23,(右は百合が原のケファラリア8.2)
アトロパープレア Scabiosa atropurpurea
サマーサンデー summer sundae
スカビオサの種種まきが容易なスカビオサだったが種採りは意外に苦労した。
スカビオサ品種(チリシリーズなど)によっては種付きが非常に悪く不稔粒がほとんどといったものもあった
アトロパープレア・クイズ。
左のようにクレーター状がはっきり浮き上がったものは
実が入っている可能性が高いようだ、右も大丈夫かも
コーカシカの種
これもはっきりクレーターが出ているが最初に採種(右下)したものは
こうはっきりはでていなかったので多分不稔粒
花殻の「ぼんぼん」をばらすとこんな感じの種が取れるのだが

コーカシカやチリブラックなど実の入っていないものが多いようだ。ぼんぼんの時クレーターのような形のところが
1段盛り上がった時には実が入っている確率が高いようだ。
チリソースは1玉に3個ぐらい盛り上がったものがあったが、チリペッパーには全くそうしたものは見られず採種失敗、
チリブラックは花自体が小さくクレーター部分が見られなかったがいくつか実入りの可能性のあるものがあった。
他のアトロパープレア種(MIXとクイズ各色)は比較的種が着きやすいようだ。
ドラムスティックは種のぼんぼんが売りだけあって確実に実が入っていた。

種蒔き記録(2003.12.10〜)

お気に入りのスカビオサで2つ選べといわれたら、チリソースとコーカシカ(白)この2つ怪しげではあるが何とか種を採れたようなので早速ジフィーに4、5粒ずつ蒔いてみた。
この他、英国T&Mのインターネット通販でエースオブスペードの種を購入して蒔いたがすべて失敗、2003年種の残りのアトロパープレアからは2株発芽し無事開花までこぎ着けた。このアトロパープレア種のこぼれ種と思われるものが畑から発芽したが時期的に降雪前に開花までこぎ着ける可能性は無いかも知れない。(2004.8.16書き加え)

スカビオサ
アトロパープレア
チリソース
(4粒播種)
種蒔き12/4
2階南向きPCルーム
日当たりが良いので
空調吹き出し口を
最小にしているため
寒い朝で20℃
日射しが入る日中は25℃
曇りの日中なら24℃
12/10
ケース内は早朝でも21℃
日中暖房onでも23℃

4つのうち1つがまず発根
12/13
はっきり双葉が出てきた2個目が左の状態になってきた
双葉が出たものからケースから出して窓際に移動
12/17
しおれた感じで元気なし(水やり忘れたのかな?)
12/20
2つとも立ち枯れ
2月頃再挑戦予定
再挑戦
種まき(約10粒)
2004/2/21
バーミキュライト
玄関すぐで15〜18℃の
窓際(多分15℃)
3つが発芽3/2
2つが生き残ってPOT上げ4/15
チリソース2ヶ月後
このところ目に見えて大きくなってきている4/28拡大してほぼ実物大 VIP扱いで2株順調に成長中
5/11
クリックでほぼ実物大に拡大し見れます。
拡大可能です
1号の方は親と全く違った色と形になった。(2004.8.15)
スカビオサ
コーカシカ
パーフェクタアルバ
種蒔き12/5
玄関そば西向き窓際
弱めに暖房が入るが
玄関すぐなので寒い朝15℃
暖房日中onでも18℃ぐらい
12/23現在発芽の兆候なし
失敗

今年の状況(scabiosaNow)

2008年  画像はすべて花画像頁と共用(花画像頁が削除されるとリンク切れで表示されない場合があります)

コーカシカ種
宿根草であるコーカシカ種はその後も主に南花壇で生きているが一部枯れたものもあり数年前までの勢いが失われてきた。コーカシカ種は花期が短いのでどうも存在感がない。コーカシカ種のファマとアルバは娘の庭にも複数株うえそちらはわが家の株よりも元気なようで綺麗な花を夏に着けている。わが家のコーカシカもそろそろ、株の更新をしなければならない。

パーフェクタアルバ コンプリメント ファーマ
8/10 8/6 8/10


コロンバリア種
目立たない場所に植えたコロンバリア・オクロレウカは他の株の間に埋もれて、雑草に紛れて抜かれてしまったのか見あたらないが、補充しなければならないほどの花でもないので補充無し。
同じくコロンバリア種で最も普及している薄紫の株は花はありふれたもので元気だけが取り柄だったものが今年は株も小さく初夏6月に花をつけてその後はさっぱりこのまま消えていきそう。これもなければならない花でもないので補充の予定無し。(必要ならいつでも手に入る)


6/26


アトロパープレア種
この頁を立ち上げるきっかけになったチリソースはその後どこを探しても見あたらない。パテント品種で英国では苗の販売があるが苗は個人で輸入するのは無理。種は個人向けには販売しない品種のようだ。そんなわけでどこかの会社が苗を輸入販売してくれない限り入手は無理だと判った。
チリソースとは比較にならないが特別な流通名を持たないで「黒花スカビオサ」などで流通するアトロパープレアもそれなりにお気に入りなので毎年3株ぐらいは購入しているが今年も「ブラックナイト」や「黒花スカビオサ」など「スカビオサ(スカーレット)」など寄せ植えや花壇などに利用。初夏から中秋まで途切れることなく庭を飾ってくれた。1年草(扱い)にしては値段が少し高めだが花期の長さを考えるとお買い得といえる。
それほど期待していない「黒花スカビオサ」(もしかしてブラックナイト)の1つに秋口になってこれまでよりもやや綺麗な花色の花が咲き始めた。チリソースにやや近い色(ワインレッド)、惜しむらくは形がチリソースに及ばないところ
。チリソースの入手が無理な今この程度で我慢(これでも十分お気に入り)


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スカーレット7/6芝生横花壇 ブラックナイト8/6鉢植え花車内
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左と同じ株9/15
(花が小振りになってきたが色合いが絶妙)


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